ブレイキングバッド【シーズン3・4話】のネタバレ解説&感想、キャスト、あらすじをまとめています!
文字通りブレイキングバッド【シーズン3・4話】のネタバレ解説&感想なので、まだ内容を知りたくない方は1.2のキャストとあらすじだけ確認して本編をご覧ください。
また独自の着眼点に基づいた解説や感想になっているので、共感する部分や見解が異なる部分が混合してあるかと思いますが、純粋に一致や差異を楽しんでいただけたら幸いです!
※前話のネタバレ解説&感想からチェックしたい方はこちらからどうぞ。
ブレイキングバッド【シーズン3・4話】のキャスト
ブレイキングバッド【シーズン3・4話】の主なキャストは9人です。
※前話までのそれぞれのキャストの行動も簡単に書いています。
ウォルター・ホワイト
高校の化学教師。妻・スカイラーと子供・フリンとホリーを持つ一家の主。年齢は50歳。スカイラーに家族に近づくなと言われるも、無理やり家の床下から侵入して居座る。
スカイラー・ホワイト
ウォルターの妻。子供が2人。マリーの姉。年齢は39歳。家に居座るウォルターを生活侵入で追い出そうと警察に電話するも、ジュニアのことを気にしてウォルターの犯罪について何も告白できずに、ウォルターとの生活を余儀なくされる。
ハンク・シュレイダー
マリーの夫。ウォルターの義理の弟。DEA(麻薬取締局)の捜査官。エルパソへの再派遣が怖いのか、バーでわざと問題を起こす。
マリー・シュレイダー
スカイラーの妹。ハンクの妻。治療放射線技師として病院で勤務。虚栄心が強く、性格はふさぎがち。ウォルターの浮気ごときで姉のスカイラーがここまで頑なに事情を話さなくなることはないと、不審に感じている。
ジェシー・ピンクマン
ジャンキー。麻薬の売人。ウォルターの元教え子で麻薬ビジネスのパートナー。ジェーンの電話に何度もかけて留守電の声を聞くも、解約されてしまう。1人でクリスタルメスを製造する。
ソウル・グッドマン
犯罪に強い弁護士。下品な冗談をまくしたてる口達者な男。ウォルターから妻にクリスタルメスの製造をバレたことを聞き、マイクにホワイト家に盗聴器をつけるように依頼する。ジェシーの不動産売買の代理をつとめる。
マイク
用心棒。ソウル・グッドマンから以来を受けて、ホワイト家に盗聴を設置する。その際、謎の双子が斧を片手に家に侵入するところを見てしまう。
ガス・フリング
ジョスポジョスのオーナー。麻薬ビジネスの元締め。ウォルターを殺そうとする双子を止めて、取引が終了するまで手をくださないことを約束させる。
テッド・ベネキー
スカイラーの働く会社の社長。スカイラーとベッドをともにする。
ブレイキングバッド【シーズン3・4話】のあらすじ
ブレイキングバッド【シーズン3・4話】のあらすじを確認しましょう。
ウォルターは鬼の剣幕でスカイラーに手を出したテッドに会いに車を飛ばす。会社に入ると、テッドがブラインドカーテンの隙間からこちらを覗いてるのを目視して、観葉植物の植木鉢をガラスに投げつけて出てこいと叫ぶも、警備員に取り押さえられて外につまみ出されてしまう。もう一度引き返そうとするも、そこに車で乗り付けたマイクに首根っこを掴まれて、後部座席に押し込まれる始末。心を乱したウォルターは女性になりふり構わずキスしようとしたり、ジェシーに怒り散らかしたりするうちに、徐々に麻薬製造へと引き戻されていく。
一方、クリスタルメスの製造に成功したジェシーはウォルターの取引相手に売りつけるために、ソウル・グッドマンに自分の商品を見せる。普段、ジャンキーと取引をしないガスだったが、ある打算を胸にジェシーとは取引をすることにする。
ここから先はネタバレを含んだ独自の解説や感想になります。
本編を見る前に内容を知るのは嫌だ!と言う方は、本編をご覧になってからここから先をお読みください。
ブレイキングバッド【シーズン3・4話】のネタバレ解説
ブレイキングバッド【シーズン3・4話】の解説ポイントは2つあります。(ネタバレ込み)
※あくまで独自の解説です。
- ウォルターがカルメンにキスをしようとした理由は?
- エルパソ回避のためにハイゼンベルクの捜査に熱中するハンク
ウォルターがカルメンにキスをしようとした理由は?
引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※カルメンにキスしようとするウォルター
スカイラーにテッドと寝たことを告白されたウォルターは激怒して、テッドに会いに会社まで車でかっ飛ばします。
到着後、ウォルターは部屋の中からブラインドカーテンの隙間から自分を見ているテッドをみとめると、観葉植物の植木鉢をガラスに投げつけてドアを開けろと叫び立てます。
騒然と怒り散らすウォルターを社員が驚いたように見守る中、ウォルターは警備員に捉えられて外に連れ出されます。
そして、そこに乗り付いたマイクに力ずくで車内に放り投げられて、グッドマンの事務所に連れて行かれました。
後日、ウォルターは学校の授業中、一言も喋らないまま沈黙を続け、不審に感じたカルメンがウォルターを別の部屋のソファーに座らせて事情を聞こうとします。
しかし、ウォルターはまともにカルメンの話を聞こうともせずに、急に立ってタンスの上の写真にうつる犬種を聞いたりします。
カルメンがようやくウォルターをもとの席に戻すと、最近のあなたは少しおかしい、ガンの治療で大変なのは分かるんだけど、心配よ、と親身になって言ってくれます。
ウォルターは、ありがとう、と言うも、顔色がいやらしくなり、カルメンの髪を左手でなびかせた後、そんなことよりこのまま2人で、と言ってキスをしようとします。
引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※ウォルターを拒絶するカルメン
びっくりしたカルメンは身を引いて、ウォルターに軽蔑の眼差しを向けます。
ウォルターはその後、学校を長期休暇になります。
確かにこの一連の行動はとても不可解ですね。
でもおそらく、ウォルターがカルメンにキスをしようとした理由は2つあります。
- 犯罪を犯し、スカイラーに不貞行為をされて、善悪の境界線が薄れ、不貞行為すらなんとも思わなくなった
- 学校を処分され、自宅にいる時間を増やして、スカイラーに不貞行為させる時間を作らせないため
すでにお金をたくさん稼いでいるウォルターにとって、学校で授業をする必要はもうありません。
さらに自宅にいる時間が少なくなればなるほど、スカイラーはテッドとまた寝る可能性もあります。
あわよくば本当にカルメンとキスしてやろうと思いながら、学校の授業にもう出なくてもいいようにしよう。
おそらく無意識レベルで働いたことだと思います。
エルパソ回避のためにハイゼンベルクの捜査に熱中するハンク
引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※ハンクのエルパソ行きに納得しないマリー
エルパソの再派遣を言い渡されたハンクは渋い顔をしつつも、喜んでいるようなふりをして、空港までやってきます。
しかし、建物内に入る直前に、アルバカーキ署から連絡が入り、ハイゼンベルクのブルーメスを所持している男の取り調べをすることを聞かされて、少し考えてからタクシーを捕まえて引き返します。
引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※ハンクを気遣うゴメス
取調べ後、ゴメスがハンクを心配して、バーでの喧嘩といい、今回のブルーメスの取り調べで戻ってきたことといい、エルパソに行きたくないための口実作りに見える、と言い、心配してるんだ、誰かに相談しな、と言い終えて肩に手を置くきます。
とても相棒思いな対応であるように思えるのですが、ハンクは怖い顔つきで、その手をどけろ、と言い渡します。
恐ろしいです。
ゴメスの言っていることはほとんど正しいのですが、プライドが許さないハンクは正しいがゆえに怒りをあらわにして拒絶します。
ウォルターの自我の強さにも似た強い自負心がハンクを苦しめています。
その後ハンクは正式にエルパソに行くのを断ります。
引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※神妙な顔でエルパソに行かないことを明言するハンク
今後ハンクは、自分が逃げているのではなく、ハイゼンベルクの手に手錠をかけるために捜査に集中していることを証明するために、よりのめり込むように捜査の手をきつくしていくでしょう。
ブレイキングバッド【シーズン3・4話】のネタバレ感想
ブレイキングバッド【シーズン3・4話】を視聴してみて、同情を覚えたシーンがありました。(ネタバレ込み)
両親の険悪なムードを感じるジュニア
両親の険悪なムードを感じるジュニア
ウォルターとスカイラーとジュニアの3人で食卓を囲んで夕食をするシーンがあります。
スカイラーはウォルターの犯罪を認められないし、ウォルターはスカイラーの不貞を知ったあとで心が乱れているしで、夕食の雰囲気は最悪です。
ジュニアも父親と母親が目を合わせなかったり互いに会話をしない姿を見て、どこか不安になり、自分がホストをつとめて会話を回そうとします。
このときのジュニアの気持ちを考えると、きまずくてきまずくてしょうがないだろうなと同情してしまいます。

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