ブレイキングバッド【シーズン3･3話】解説&感想！キャストやあらすじも紹介（ネタバレ）

ブレイキングバッド【シーズン3･3話】のネタバレ解説&感想、キャスト、あらすじをまとめています！

文字通りブレイキングバッド【シーズン3･3話】のネタバレ解説&感想なので、まだ内容を知りたくない方は1.2のキャストとあらすじだけ確認して本編をご覧ください。

また独自の着眼点に基づいた解説や感想になっているので、共感する部分や見解が異なる部分が混合してあるかと思いますが、純粋に一致や差異を楽しんでいただけたら幸いです！

※前話のネタバレ解説&感想からチェックしたい方はこちらからどうぞ。

ブレイキングバッド【シーズン･話】ネタバレ解説&感想！

ブレイキングバッド【シーズン3･3話】のキャスト

引用元：Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン3･3話】の主なキャストは9人です。

※前話までのそれぞれのキャストの行動も簡単に書いています。

ウォルター・ホワイト

高校の化学教師。妻・スカイラーと子供・フリンとホリーを持つ一家の主。年齢は50歳。麻薬ビジネスから手を引いたが、スカイラーの信頼を回復することができず、ひとり暮らしを余儀なくなされる。

スカイラー・ホワイト

ウォルターの妻。子供が2人。マリーの姉。年齢は39歳。ウォルターに離婚届を出して、二度と家族に会わないでほしいと言い渡す。ジュニアに嫌われるも、ウォルターを家に入れることを許さない。

ハンク・シュレイダー

マリーの夫。ウォルターの義理の弟。DEA（麻薬取締局）の捜査官。ホワイト家の仲違いの原因をウォルターの浮気だと早計に判断して思い込む。

マリー・シュレイダー

スカイラーの妹。ハンクの妻。治療放射線技師として病院で勤務。虚栄心が強く、性格はふさぎがち。ウォルターの浮気ごときで姉のスカイラーがここまで頑なに事情を話さなくなることはないと、不審に感じている。

ジェシー・ピンクマン

ジャンキー。麻薬の売人。ウォルターの元教え子で麻薬ビジネスのパートナー。両親が売出し中の家を提示価格の半分以下で購入する。

ソウル・グッドマン

犯罪に強い弁護士。下品な冗談をまくしたてる口達者な男。ウォルターから妻にクリスタルメスの製造をバレたことを聞き、マイクにホワイト家に盗聴器をつけるように依頼する。ジェシーの不動産売買の代理をつとめる。

マイク

用心棒。ソウル・グッドマンから以来を受けて、ホワイト家に盗聴を設置する。その際、謎の双子が斧を片手に家に侵入するところを見てしまう。

テッド・ベネキー

スカイラーの働く会社の社長。スカイラーに帳簿改ざんを指摘される。

謎の双子

ウォルターを追う謎の刺客。ホワイト家にまで足を運んだが、ガスの連絡により急きょ引き返すことになる。

ブレイキングバッド【シーズン3･3話】のあらすじ

引用元：Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン3･3話】のあらすじを確認しましょう。

ブレイキングバッド【シーズン3･3話】のネタバレ解説

引用元：Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン3･3話】の解説ポイントは4つあります。（ネタバレ込み）

※あくまで独自の解説です。

ジェーンを失ってクリスタルメスの製造しか選択肢が残っていないジェシー

ジェシーはジェーンを失ってから、集団セラピーの中で心の回復を図ったあと、両親から家を低価格で購入して生活を再びはじめました。

3話では、ジェーンの声を電話越しに毎日聞くだけのような生活をしていましたが、それも携帯が解約されて辞めざるを得ず、その後、ジェシーはクリスタルメスの製造を1人で始めます。

ジェシーは麻薬の摂取後にジェーンを失い、深い喪失感と自責の念を抱きました。

にもかかわらず再びクリスタルメスの製造をするのは、それ以外にジェシーに選択肢がないからでしょう。

ジェシーは学校をドロップ・アウトし、ろくな仕事につけず、両親との関係は断絶されて新しい提案もされません。

友達は麻薬を扱うジャンキーばかり、そして別の人生の可能性を与えてくれたジェーンはもういません。

ジェシーの目に映る世界では、ジェシーに与えられた選択肢はクリスタルメスの製造以外にないんです。

ハンクが無理に不良2人を取り押さえようとした理由は？

3話の中で、ハンクは本部からエルパソに戻ってほしいと言われて、ゴメスを隣に喜んでいました。

しかしゴメスと休憩がてらバーで飲んでいる最中、麻薬の取引をしているような不良を2人目にとめると、にらみを利かせて、ゴメスにあいつらを取り締まるぞと言います。

ゴメスが揉め事を避けるために管轄内の警察に連絡しようとすると、ハンクはそれを止めて、車に引き返して拳銃を中に置いたあと、意を決したように店内に硬い足取りで戻り、2人の前に立って殴り合いをはじめて、無理やり取り押さえます。

ハンクらしくないその一連の出来事で、後日上司にハンクは呼び出されて事情聴取をされます。

ハンクはエルパソに対して恐怖心があります。見た目には喜んでいるように装っても、本音では行きたくありません。

しかしハンクには捜査官として、麻薬の売人ごときに怯えてたまるかというプライドもあります。

アルバカーキ署ではそれなりのポジションを任せられて、職場仲間にも一目を置かれています。

ビビってエルパソには行きたくないんだなと周りから思われたくはないんです。自分自身もそうだと認めたくありません。

だから、多少強引ではあっても捜査官としての役割を果たしたことにより不都合が生じてしまったためエルパソには残念ながら行けない、という体裁の良い辞退理由を作りたかったんです。

しかし残念ながら、いつものハンクの行動から逸脱しているため、相棒のゴメスには不自然さが伝わってしまいます。

犯罪を告白してウォルターを追い出すか、ウォルターが死ぬまで一緒に生活するか

引用元：Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※スカイラーに事情を聞く警察

ウォルターが部屋に居座るため、スカイラーは警察に連絡して追い出してもらおうとします。

警察はスカイラーに事情を聞くも、離婚届は提出されておらず、家は共同名義で、暴力も振るわれていないことを確認すると生活侵害には当たらないと言います。

何か違法になる行為をしているなどの事実があればすぐに追い出せますが、という言葉を加えて。

引用元：Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※警察にウォルターの犯罪を言えずにいるスカイラー

スカイラーは言うか言わないか迷いながら、後ろを振り返ってジュニアを見つめると、やはり言うことができずに警察に礼を述べて引き下がってもらいます。

ウォルターに根負けして、再び共同生活を始めることになりました。

後日、スカイラーは父親が犯罪者だとジュニアには思ってほしくなくてウォルターを告発できないと語っています。

そして、ウォルターの余命が来れば誰にも知られないままで済む、と涙を浮かべて話します。

引用元：Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※弁護士に心情を話すスカイラー

スカイラーは、ウォルターの犯罪を告白するのか、あるいはウォルターの死が来るのを待つのか、の究極の2択を迫られた結果、後者を選択することにしました。

スカイラーの気持ちはとてもよく分かります。

この選択が今後物語にどう影響を及ぼすのか見ものです。

スカイラーがテッドと寝てウォルターに告げた理由は？

引用元：Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※スカイラーにキスされて戸惑うテッド

ウォルターが家に戻ってくることになりましたが、スカイラーは孤独です。

ウォルターは犯罪者、ジュニアは理由を言わず父親を追い出す母親に怒りを表している。ハンクとマリーには事の真相を話すことはできない。

家族と親戚に一切の居場所を感じられないスカイラーは、テッドに慰めを求めていきます。

そしてある晩、スカイラーはテッドにキスをしてベッドを共にします。

テッドとの情事からスカイラーが帰宅すると、ジュニアとその友達のルイスがテレビの前に座って、ウォルターがキッチンで晩飯をこしらえています。

ウォルターはどこか表情が柔らかく、正直に話せることは素晴らしいな、などと言って嬉しそうにご飯を作っています。

引用元：Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※ウォルターにテッドと寝たことを告げるスカイラー

それを聞いたスカイラーは真面目な顔を浮かべてウォルターに近づき、テッドと寝た、とささやきます。

ウォルターの表情は一瞬にしてこわばります。

ウォルターは家族のために麻薬の製造を始めたことを正直に語り、スカイラーがそれを受け入れてくれると思っています。

しかしスカイラーからすれば、それはあまりに一方的で受け入れがたいことです。

だからスカイラーはテッドと寝たことをウォルターに正直に打ち明けて、どう？あなたは不貞行為を正直に打ち明けた私を受け入れられるの？、と言いたいわけです。

あわよくば、ウォルターが出ていくことを期待して。

ブレイキングバッド【シーズン3･3話】のネタバレ感想

引用元：Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン3･3話】を視聴してみて、複雑な心境を抱いたシーンがあります。（ネタバレ込み）

ジェシーが何度もジェーンの留守電を聞くところ

3話の中には、ジェシーがジェーンの留守電を何度も聞くシーンがあります。

ジェシーはジェーンを愛しているので、その喪失感から少しでもジェーンの声を聞いて、心を落ち着けたいという藁にもすがる思いを抱いていることは、とてもよく理解できます。

でも一方で、それでもクリスタルメスの製造へと駆り立てられて、再び堕落の中へ沈み込んでしまうさがに、少し悲しみも感じます。

ジェシーの暖かくも敏感な心と無反省な行動の反復のギャップに、共感と非共感が僕の心の中で巡り、複雑な気持ちが掻き立てられます。

4話の解説&感想はこちらの記事へ

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