ブレイキングバッド【シーズン2・7話】解説&感想!キャストやあらすじも紹介(ネタバレ)

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ブレイキングバッド【シーズン2・7話】のネタバレ解説&感想、キャスト、あらすじをまとめています!

文字通りブレイキングバッド【シーズン2・7話】のネタバレ解説&感想なので、まだ内容を知りたくない方は1.2のキャストとあらすじだけ確認して本編をご覧ください。

また独自の着眼点に基づいた解説や感想になっているので、共感する部分や見解が異なる部分が混合してあるかと思いますが、純粋に一致や差異を楽しんでいただけたら幸いです!

※前話のネタバレ解説&感想からチェックしたい方はこちらからどうぞ。

ブレイキングバッド【シーズン2・6話】ネタバレ解説&感想!

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ブレイキングバッド【シーズン2・7話】のキャスト

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引用元:Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン2・7話】の主なキャストは8人です。

※前話までのそれぞれのキャストの行動も簡単に書いています。

ウォルター・ホワイト

高校の化学教師。妻・スカイラーと子供・フリンを持つ一家の主。年齢は50歳。グレッチェンに嘘を付いていたことがバレて謝罪する。しかしグレッチェンに事情を話さず、口論に発展する。

スカイラー・ホワイト

ウォルターの妻。子供が一人。お腹に子供を宿している。マリーの姉。年齢は39歳。グレッチェンからこれ以上治癒費を払えない旨を伝えられる。グレッチェンとエリオットが破産したとウォルターに嘘をつかれる。

ホワイト・Jr

ウォルターとスカイラーの子。父ウォルターの勤める学校に通う学生。年齢は16歳。脳性麻痺による軽度の言語症と運動障害を抱えている。足が不自由で松葉杖を使う。授業に復帰したウォルターと行き帰り一緒に車に乗る。

ハンク・シュレイダー

ウォルターの義理の弟。マリーの夫。DEA(麻薬取締局)のエージェント。トゥコの件がトラウマになり、昇進の話を持ちかけられるも前向きになれず、翌日、病欠で休むも結局赴任することになる。

マリー・シュレイダー

スカイラーの妹。ハンクの妻。治療放射線技師として病院で勤務。虚栄心が強く、性格はふさぎがち。盗難を認めて、ようやくスカイラーと仲直りする。ハンクの異変に心配を抱く。

ジェシー・ピンクマン

ジャンキー。麻薬の売人。ウォルターの元教え子で麻薬ビジネスのパートナー。麻薬中毒の夫婦を脅して現金を手に入れる。

ジェーン

ジェシーが新しく借りる賃貸の管理人。ジェシーの隣に住む。

テッド・ベネキー

スカイラーが以前就職していた会社の社長。事情を考慮し、スカイラーを経理に復職させる。

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ブレイキングバッド【シーズン2・7話】のあらすじ

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引用元:Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン2・7話】のあらすじを確認しましょう。

あらすじ

 

スプージの頭がATM機に押しつぶされるのを間近に見たジェシー・ピンクマンはふさぎ込み、1人ヤクを吸って心を落ち着けていた。街ではジェシーがATMでスプージの頭を押しつぶしたという間違った噂が広まって、ジェシーを恐れていた。ウォルターはその噂を利用して、クリスタルメスの販売路を広げようと行動に出る。ジェシーの悪友達の下に別の売人を雇って他人のシマをおかして販売をするも、のちに問題を起こすことになる。

 

そのことを知らないスカイラーは、エリオットからの援助がなくなったことを受けて、自分が働きに出ることを決める。4年前に働いていた職場に戻ろうと社長のテッド・ベネキーに事情を話した結果、経理部に再就職が決まる。

 

一方、ハンク・シュレイダーはエルパソの特捜班に赴くも、スペイン語を話すことができずにうまく場に馴染めない。ハンクは悪人と取引するDEAのやり方に我慢ができずに、ひとり立ち上がって高圧的に情報を聞き取ろうとするも、周りからひんしゅくを買ってしまう。麻薬カルテルの恐ろしい報復によって、ハンクの心はますます暗色を帯びていくことになる。

注意

ここから先はネタバレを含んだ独自の解説や感想になります。

本編を見る前に内容を知るのは嫌だ!と言う方は、本編をご覧になってからここから先をお読みください。

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ブレイキングバッド【シーズン2・7話】のネタバレ解説

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引用元:Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン2・7話】の解説ポイントは2つあります。(ネタバレ込み)

※あくまで独自の解説です。

解説のポイント
  • ハンクの心の”まともな”弱さが出る
  • ハイゼンベルクの由来

ハンクの心の”まともな”弱さが出る

ハンクはトゥコの件の功績が認められて、エルパソの特捜班に派遣されます。

エルパソはメキシコとの国境沿いにあるテキサス州の街です。

そこのDEAはメキシコの麻薬カルテルたちと血なまぐさい争いもしています。

ハンクはその特捜班に赴くも、スペイン語を理解できないことや悪人と取引する現地のDEAのやり方に馴染めないことで、精神的に孤立します。

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引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※偉そうなタレコミ屋の態度にイライラするハンク

タレコミ屋のトゥルトゥーガにDEAがタバコの火をつけてあげたりしているのを見て、我慢ができずに高圧的に情報を聞き出そうともします。

ハンクは恐怖に震える自分を抑えようとする心と自分の能力を認めてもらおうとする焦心に駆られて、アルバカーキでうまくいっていた自分のやり方で進めようとします。

アルバカーキではこんなタレコミ屋を持ち上げるようなことはしない、DEAの威信に関わることだ、と心で思いながら。

周りの仲間はそんなハンクに表面上は歓迎の意を表すも、影でスペイン語で悪口を言ってあまり親しくは接しません。アルバカーキじゃ英雄か知らんけど、ここではやっていけないさ。

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引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※タレコミ屋の生首を見つけるハンク

ある日、DEAがタレコミ屋からの情報を頼りに国境沿いを監視していると、じっと目を凝らしていたハンクがタレコミ屋の生首を見つけます。

DEAが崖を車で降りて、その場所に行くとタレコミ屋の生首を乗っけた亀がのそのそと歩いていました。

情報を流したタレコミ屋に対する麻薬カルテルの報復でしょう。かなり悪趣味です。

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引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※突如の爆発に動揺するハンク

それを見たハンクは吐き気を催して場を離れて、車に置いてある袋に吐きます。

周りの仲間はどうやらそういう報復を日常的に見ているようで全く動じません。むしろ動揺するハンクを見てバカにするように笑っています。

すると、突如亀は爆発してハンク以外のDEA捜査官をふっとばします。

一瞬にして、場は血まみれの死体と足や腕を失った捜査官の悲鳴に埋め尽くされてしまいます。

ハンクはひどく動揺しながら、彼らの手当をしますが、心ここにあらずといった状態です。

まさに地獄です。

7話ではハンクの心の弱さがはっきりと描かれていました。

でもそれはまともな弱さとして描かれています。

メキシコ国境沿いのDEAと麻薬カルテルの血なまぐさい争い、人が人を平気で見せしめに殺すありさま、そういうのを目の当たりにすれば普通の人ならハンクのように動揺して恐怖を感じるでしょう。

ハイゼンベルクの由来

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引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」

7話の中に一瞬ですが、ヴェルナー・ハイゼンベルクの原爆開発に関するニュースが流れているシーンがありました。

ウォルターの偽名はハイゼンベルクです。

ということは、このヴェルナー・ハイゼンベルクがウォルターの偽名の由来とみてもいいでしょう。

ヴェルナー・ハイゼンベルクは行列力学と不確定性原理を導いて量子力学に大きく貢献したドイツ出身の物理学者。1931年にはノーベル物理学賞を受賞しているほどの人物。しかし第二次世界大戦下のナチスドイツのもとで、原爆開発チームの一員として招集されてからは原爆の実現に向けて研究をしていた。ヴェルナー・ハイゼンベルクは後にこのことを苦痛だったと書き残しており、また彼については原爆開発の意図的な遅延などを画策していたなどの逸話も残っているよう。(参考元:Wikipedia

ヴェルナー・ハイゼンベルクの経歴についてざっくり調べてみると、ウォルターの人生行路と類似しているように思えます。

■ヴェルナー・ハイゼンベルク

ノーベル賞を受賞するほどの成果を出した若い頃→人殺しのための原爆開発に従事した後年

■ウォルター・ホワイト

ノーベル賞を受賞した研究所のプロジェクトリーダを任せられた若い頃→人を堕落させるためのクリスタルメス製造に従事した後年

ウォルターは、ヴェルナー・ハイゼンベルクの人生にシンパシーを感じたから、ハイゼンベルクと名乗ることにしたのかもしれません。

 

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ブレイキングバッド【シーズン2・7話】のネタバレ感想

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引用元:Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン2・7話】を視聴してみて、ジェシーとジェーンの関係の近づき方は少し気になりました。(ネタバレ込み)

感想
  • ジェーンはどうしてジェシーの手を握った?
  • シーズン2・1話の写真の男はテッド・ベネキー

ジェーンはどうしてジェシーの手を握った?

 

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7話ではジェシーとジェーンの関係がグッと縮まります。

美女のジェーンと心優しきジャンキーのジェシーが恋愛関係に発展するのはちょっと期待していましたが、それにしてもいきなりグッと距離が近づきすぎて、違和感を覚えました。

ジェーンは、ジェシーが偽名を使って賃貸契約を結びウォルターを父親と偽ったことも知っています。なのに、最後のシーンでジェシーを誘うように手をつなぐのはなぜなんでしょうか??

ジェシーの闇に共感するところがあるからなんでしょうか?今後のジェーンの過去に興味を抱きます。

シーズン2・1話の写真の男はテッド・ベネキー

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引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※スカイラーの事情を聞くテッド・ベネキー

シーズン1の1話でスカイラーが懐かしむように見ていた写真の男はテッド・ベネキーだと分かりましたね。

スカイラーが以前勤めていた会社の社長さんです。

スカイラーは彼に事情を説明して経理部に再就職させてもらったので、一見するとテッド・ベネキーはジェントルマンに見えます。

しかし後のスカイラーとマリーの会話のシーンで明らかになったように、テッド・ベネキーは過去にスカイラーにセクハラした上司だったようなので、今後、2人の関係がどうのように発展していくのか、少し興味が湧いてきました。

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