5月18日金曜ロードショウで放送される「かぐや姫の物語」が僕はとても好きです。
原作の竹取物語をまだ読んだことはないので、この物語の本当の意味するところははっきりとつかめていないのですが、この「かぐや姫の物語」を見て、僕の心はとても深く共鳴しました。
ノスタルジーとロマンスを強く求めるかぐや姫の心の動き、そして汚れが多い人間世界でそのノスタルジーとロマンスはいとも簡単に崩れ去っていく悲しさ、そんな幻滅から望んでおりたったこの地から逃げ出していまいたいと嘆く弱さ、その弱さ故に失ってしまう大切なこと、それらが水彩画のような絵の連続性の中でうまく表現されていんですよね。
淡い筆のタッチがまた「魂の辺境地」という世界観をうまく演出しているように僕には思えてしまうんです。
そんな「かぐや姫の物語」の中で、話題になるのがやはり主題歌ですよね。
なので今回は、「かぐや姫の物語」の主題歌の歌詞やその意味や解釈、歌っている歌手について記事をまとめました。
かぐや姫の物語の主題歌の歌手は誰?
かぐや姫の物語の主題歌の歌手は誰でしょうか?
調べたところ、
二階堂和美さんでした。
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二階堂和美さんは、1998年に1stアルバムをリリースしてから現在までで20作を発表しています。
シンガーソングライターとして国内外から注目を集める歌手です。
代表作は2011年に発表した「にじみ」です。
そして2013年に公開されたスタジオジブリ作品「かぐや姫の物語」の主題歌「いのちの記憶」の作詞作曲を担当されます。
二階堂和美さんの歌声は、細いけど断ち切れない頑丈な糸、のような感じで、いつのまにか僕たちの心に絡みついてほどこうとしてもなかなか解けないんですよね。
二階堂和美さんは、父親が僧侶ということもあって、ご自身でも浄土真宗本願寺派の資格を持っています。
だからこそ、心の深みを優しく包み込むような歌詞を作り上げることができるのかもしれませんね。
かぐや姫の物語の主題歌の歌詞は?
そんな二階堂和美さんが歌手をつとめる「かぐや姫の物語」の主題歌の歌詞は下のとおりです。
あなたに触れた よろこびが
深く 深く
このからだの 端々に
しみ込んでゆくずっと 遠く
なにも わからなくなっても
たとえ このいのちが
終わる時が来てもいまのすべては
過去のすべて
必ず また会える
懐かしい場所であなたがくれた ぬくもりが
深く 深く
今 遥かな時を越え
充ち渡ってくじっと 心に
灯す情熱の炎も
そっと 傷をさする
悲しみの淵にもいまのすべては
未来の希望
必ず 憶えてる
懐かしい場所でいまのすべては
過去のすべて
必ず また会える
懐かしい場所でいまのすべては
未来の希望
必ず 憶えてる
いのちの記憶で
うん。心がなんとなく悲しく、そしてなんとなく温まる歌詞ですね。
かぐや姫の物語の主題歌の歌詞の意味や解釈は?
「かぐや姫の物語」の主題歌の歌詞の意味や解釈について、個人的な考えを述べます。
今がどういう状況であったとしても、悲しい状況であったとしても、それは過去の記憶のすべてだよ。
その記憶の集積は未来の希望でもあるんだよ。
だって、”あなたに触れた喜び”や”あなたがくれたぬくもり”という記憶がいつまでもいつまでも心の中に残り続けているのだから。その記憶たちが私を希望に満ちた道へと連れて行ってくれてきたのだから。
だからこのいのちの記憶をいつまでも覚えてるよ。
といった感じではないでしょうか?
僕は、良き記憶の集積は自分の人生をいい方向に推し進めてくれると思っています。
まさにこの”いのちの記憶”というものが未来の希望であるように。
とてもいい歌詞ですね。
意味や解釈はひとそれぞれで変わってくるのですが、意味や解釈が人それぞれ変わる歌詞というのも素晴らしい歌詞である証だと思います。
まとめ
以上、
今回は「かぐや姫の物語」の主題歌の歌手は誰なのか、また歌詞の意味や解釈について記事をまとめました。
「かぐや姫の物語」は長い間、見続けられていく作品でしょう!