ブレイキングバッド【シーズン2・9話】解説&感想!キャストやあらすじも紹介(ネタバレ)

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ブレイキングバッド【シーズン2・9話】のネタバレ解説&感想、キャスト、あらすじをまとめています!

文字通りブレイキングバッド【シーズン2・9話】のネタバレ解説&感想なので、まだ内容を知りたくない方は1.2のキャストとあらすじだけ確認して本編をご覧ください。

また独自の着眼点に基づいた解説や感想になっているので、共感する部分や見解が異なる部分が混合してあるかと思いますが、純粋に一致や差異を楽しんでいただけたら幸いです!

※前話のネタバレ解説&感想からチェックしたい方はこちらからどうぞ。

ブレイキングバッド【シーズン2・8話】ネタバレ解説&感想!

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ブレイキングバッド【シーズン2・9話】のキャスト

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引用元:Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン2・9話】の主なキャストは人です。

※前話までのそれぞれのキャストの行動も簡単に書いています。

ウォルター・ホワイト

高校の化学教師。妻・スカイラーと子供・フリンを持つ一家の主。年齢は50歳。バッジャーがDEAに逮捕されたのを受けて、ソウル・グッドマンに弁護を依頼する。

スカイラー・ホワイト

ウォルターの妻。子供が一人。お腹に子供を宿している。マリーの姉。年齢は39歳。テッド・ベネキーのツテを辿って、前職の経理部に復職する。

ホワイト・Jr

ウォルターとスカイラーの子。父ウォルターの勤める学校に通う学生。年齢は16歳。脳性麻痺による軽度の言語症と運動障害を抱えている。足が不自由で松葉杖を使う。授業に復帰したウォルターと行き帰り一緒に車に乗る。

ハンク・シュレイダー

ウォルターの義理の弟。マリーの夫。DEA(麻薬取締局)のエージェント。麻薬カルテルの報復を見て、心を病みベッドから出られなくなるも、ウォルターの励ましでなんとか体調を整える。

マリー・シュレイダー

スカイラーの妹。ハンクの妻。治療放射線技師として病院で勤務。虚栄心が強く、性格はふさぎがち。ハンクの異変を心配してウォルターに電話する。

ジェシー・ピンクマン

ジャンキー。麻薬の売人。ウォルターの元教え子で麻薬ビジネスのパートナー。バッジャーがDEAに逮捕されたのを受けて、ウォルターにソウル・グッドマンを紹介する。

ジェーン

ジェシーが新しく借りる賃貸の管理人。ジェシーの隣に住む。ジェシーと一夜を共にして恋仲となる。

ソウル・グッドマン

犯罪に強い弁護士。下品な冗談をまくしたてる口達者な男。身代わりを立ててバッジャーを釈放させる。

テッド・ベネキー

スカイラーが以前就職していた会社の社長。事情を考慮し、スカイラーを経理に復職させる。過去にスカイラーにセクハラをしたことがある。

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ブレイキングバッド【シーズン2・9話】のあらすじ

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引用元:Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン2・9話】のあらすじを確認しましょう。

あらすじ

 

検査写真を見て長生きすることができないと悟ったウォルターは、ジェシーとともに4日間キャンピングカーに缶詰状態でクリスタルメスの大量製造に臨むことに。予定よりも早く大量のメスを製造した2人は帰ろうとするも、車のバッテリーが切れて身動きが全く取れなくなる。数日間、バッテリーを充電させようと試行錯誤を続けるがうまくいかず、2人の体力はみるみる消耗していく。諦めかけていたウォルターだったが、ジェシーの言葉にヒントを受けて、打開策を見出していく。

注意

ここから先はネタバレを含んだ独自の解説や感想になります。

本編を見る前に内容を知るのは嫌だ!と言う方は、本編をご覧になってからここから先をお読みください。

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ブレイキングバッド【シーズン2・9話】のネタバレ解説

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引用元:Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン2・9話】の解説ポイントは2つあります。(ネタバレ込み)

※あくまで独自の解説です。

解説のポイント
  • ウォルターとジェシーの関係が”ビジネスパートナー”から”親密な関係”に変化してきている
  • ウォルターが最後、トイレのちり紙のホルダーを殴った理由は?

ウォルターとジェシーの関係が”ビジネスパートナー”から”親密な関係”に変化してきている

ウォルターは余命あと僅かと悟って、ジェシーを連れて荒野のキャンピングカーに4日間詰めっきりでクリスタルメスの製造に励みます。

おかげで42ポンドのメスを作り終えますが、バッテリー切れで立ち往生することになります。

バッテリーを充電させようと、いろいろと試行錯誤をしますがうまくいかず、ウォルターはとうとう諦めてしまいます。

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引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※ウォルターを励ますジェシー。

そんなウォルターをジェシーは必死に励まします。

ジェシーは諦めずに、ここにある道具を使って何か作れるはずだ、と言って興奮したまま作業台の道具をあれこれ触ります。ロボットとか、新しいバッテリーとか、何かホワイト先生なら作れるはずだろ。

寝ながらジェシーの話を聞いていたウォルターは新しいバッテリーという言葉に引っかかって目を見開きます。

そして急に立ち上がると、ジェシーに必要な道具を集めるように指示してバッテリー作りにかかります。

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引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※ジェシーに「先生の取り分はしっかり家族に渡すよ」と言われるウォルター

これでようやく2人は街に戻ってくるのですが、別れしなに車の中でウォルターとジェシーは下のような会話をします。

ウォルター:お前を信じているから。

ジェシー:ああ。先生の取り分はしっかり家族に渡すよ。

(ウォルターが車から出る)

ジェシー:なあ。もう一度会えるよな?

今までのウォルターとジェシーの関係は麻薬ビジネスのパートナーという面が大きかったです。

しかし9話の中のウォルターとジェシーの関係はどこか親密な、例えば親子関係や友人関係のような温かい情のつながりを感じさせてくれます。

お互いの生活環境は悪化する一方で、お互い一緒にいる時間は濃密になっているので、利害関係以外の側面も大きくなるのでしょう。

ウォルターが最後、トイレのちり紙のホルダーを殴った理由は?

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引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※ウォルターに診断結果を伝える医者

ウォルターは冒頭のシーンで自分の検査写真に白くて大きい腫瘍のような痕を見てしまったため、自分の余命は残り僅かなんだと思いこんでいました。

しかし9話の最後の方で、医者はガンは寛解に向かっている、詳悪性腫瘍は80%小さくなったと診断結果を伝えます。

ウォルターが冒頭で見たものは放射線肺炎で、放射線治療する人によくある症状だったのです。しかもすぐに治るものでした。

これには家族一同胸をなでおろすような安心と喜びに包まれます。

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引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※家族が喜ぶ中、どこか浮かない顔をするウォルター

しかしウォルターは喜びを装うようにして、ハグをしたときには硬い表情を見せています。

そのあとトイレを済まして手を洗った際には、目の前のちり紙ホルダーを握りこぶしで何度も思いっきり殴る始末です。

なぜでしょうか?

もしウォルターが余命わずかと診断されて、短期間のうちに死ぬことができれば、家族にお金を残して良い夫または父親として終わることができたでしょう。

少なくともウォルターの想像では有終の美を飾る、そのような自分の姿を思い描いていたはずです。

しかし余命が延びるとなると、現実でいろいろ犯してしまった犯罪は引き続きウォルターの生活に結びつきます。

いろんなトラブルがまた起きて、家族に再び嘘をつかなければならず、家族を失望させてしまうことになってしまうかもしれません。

 

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ウォルターはもともともうすぐ死ぬと診断されたから、短期間のうちに麻薬でさっと稼いで身を引くことができると考えていました。

余命がずっと先の方であるならばトラブルをたくさん抱えることになるからこんなことはしなかったはずです。

だから実際に余命が延びたことによって、当初の予定が崩れて多くのトラブルを引き受けなくてはならなくなってしまったことや、だったらこんなことはしてなかったという思いや、そうは言ってももうなかったことにできないという悩ましい現状に苛立ちを感じたんだと思います。

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ブレイキングバッド【シーズン2・9話】のネタバレ感想

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引用元:Breaking Bad公式Instagram

ブレイキングバッド【シーズン2・9話】を視聴してみて、印象に残ったシーンが一つありました。(ネタバレ込み)

感想『印象に残ったシーン』
  • 弱音を吐くウォルター

弱音を吐くウォルター

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引用元:Youtube公式チャンネル「Breaking Bad & Better Call Saul」※弱音を吐くウォルター

9話の中で、ウォルターが珍しく弱音を吐くシーンがありました。

キャンピングカーのバッテリーが切れて、試行錯誤しても回復しない上に体力はもう限界ということで、ウォルターは簡易ベッドにぐったりと横たわります。

そこで、当然の報いだ、私は必死にやったが家族を失望させてばかりで嘘もついた、と自分の行動を振り返って反省し始めます。

僕はここで改心するのかなと思いましたが、そうはうまく事は運ばず、ウォルターは結局打開の策を思いついてしまいます。

でも一応、ウォルターにも自分の行動の良し悪しを反省したり後悔したりする余地があるのが伺えた貴重なシーンだったので印象に残りました。

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