崎山蒼志”samidare~五月雨~”の歌詞の意味の解釈はこちら!

AbemaTVの「日村がゆく」で世間の注目を浴びた崎山蒼志さんですが、同番組で披露した”samidare~五月雨~”を聞いてすっかり魅了されたしまった人も多いんじゃないでしょうか。

ギターの弦が奏でるリズムやテンポに心を持っていかれてしまったことはもちろんのことなのですが、その隠喩に溢れた歌詞にも魅了されてしまった人もきっとたくさんいますよね。

僕は弾かれたギターの弦が作り出す心地よい音の連なりよりかは、その音の流れに乗っかって送り込まれる歌詞の深さの方に魅了されてしまいました。

なので今回は崎山蒼志さんの”samidare~五月雨~”の歌詞の意味の解釈を個人的にしてみました。

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崎山蒼志”samidare~五月雨~”はこちら

崎山蒼志さんの”samidare~五月雨~”はこちらです。

残念ながら、AbemaTV「日村がゆく」の高校生フォークソンググランプリに崎山蒼志さんが出場した時の動画は消されてしまっています。

代わりに崎山蒼志さんが中1の時に路上ライブで披露している動画を貼り付けます。

この動画の中で歌うsamidare~五月雨~は、「日村がゆく」で披露したsamidare~五月雨~とは少し後半の歌詞が違います。

次の見出しで載っけている歌詞は、「日村がゆく」で披露した時の歌詞です。

いずれにせよ、

崎山蒼志さんの音楽は、独自の世界観というか、自分のスタイルというのが確立されてますよね。崎山蒼志さんの年齢を考えると、確立されつつあるといったほうが正確かもしれませんが。

とにかく崎山蒼志さんの”samidare~五月雨~”は何回も繰り返して聞けてしまうんですよね。

人によって歌詞の意味の解釈が変わってしまうのではないか、と思うくらい自由度が高いです。

崎山蒼志”samidare~五月雨~”の歌詞は独特

そんな崎山蒼志さんの”samidare~五月雨~”の歌詞は独特ですね。

歌詞だけを読んでみても、その切なさと悲しみ、第四節から展開される薄明の希望にすがる少年の心の葛藤が伝わってきますよね。

歌詞を改めて読んでもいい歌詞だなあと思ってしまいます。

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崎山蒼志”samidare~五月雨~”の歌詞の意味の解釈はこちら

では、崎山蒼志さんの”samidare~五月雨~”の歌詞の意味はなんでしょうか。

個人的に意味の解釈をしていこうと思います。

 

「裸足のまま来てしまったようだ」

「裸足」という表現は「何も自分を守るすべを持たないで」ということの比喩で使われていますよね。

何も自分を守るすべをを持たないまま来てしまった、という意味が込められているのでしょう。

 

「東から走る魔法の夜」

東というのは太陽が登る方角です。そしてやがて太陽は西へと沈んでいきます。

太陽が東から西へと移動するのと同じように、夜もその軌跡を追うようにして東からやってきますよね。

そして、日中の明るい世界にいる時の自分の心のあり方と太陽が沈んだ後の闇夜に包まれた時の自分の心のあり方って少し違いますよね。

夜のほうがなぜか静けさや切なさや悲しみのような感情が換気されやすいですよね。それを「魔法」という言葉で表しているんじゃないでしょうか。

東からあっという間に現れて世界を覆い、感傷的な心を換気する、そんな夜のことを「東から走る魔法の夜」という短い簡潔な歌詞に組み替えているように思います。

 

「虫のように小さくて」
「炎のように熱い」

そんな静けさや切なさに満ちた「魔法の夜」にいると、自分の存在そのものがものすごく小さいもの感じられますよね。日中は喧騒としているから、自分の五感は鈍っています。しかし、夜になるといろんなものの存在がひっそりとして、静かで、五感が鋭く研ぎ澄まされます。五感が研ぎ澄まされると、逆にまわりのまずかな動きや普段敏感に感じることのない物事が大きく自分の中で感じられてしまいます。周りの木や花や風や月や人が大きな存在に感じられてしまいます。まるで自分が「虫のように小さく」なってしまったように。

それでも、そんなちっぽけな存在だと思い知らされる中で、自分の存在を強く感じたいと思う自分の心の思いがあります。小さいと感じるからこそ大きくありたいと望んでしまう、そんな「魔法の夜」だからこそ感じる「炎のように熱い」自分の心も感じることができる、そういった意味がこめられているような気がしますね。

 

「素晴らしき日々の途中 こびりつく不安定な夜に」
「全ての声の針を静かに泪で濡らすように」

僕たちは毎日なにかに出会い何かを感じ何かを得ます。誰かと友達になり、知らなかったことを学び、誰かに恋をします。そんな「素晴らしき日々」が続いているのだけれども、なぜか「夜」になると、傷つけられた出来事、痛みを感じた出来事が「こびりつく」ように頭の中に浮かんできます。そんな「こびりついた」記憶が心を「不安定」にしてしまう「夜」が「素晴らしき日々」の途中で突如やってきてしまうという意味が込められているような気がしますね。

そして、その傷つけられて痛みを感じた出来事というのは、誰かの「声」を通じて僕の心に「針」のように突き刺さってきます。誰かの何気ない一言で傷ついてしまったという経験は誰しもありますよね。その心や体に突き刺さってしまった「声の針」を「こびりつく不安定な夜」にひとりぼっちで「静かに泪で濡らす」しかない、その「泪」で「針」の傷跡を癒やしてあげるしかない、そんな傷つけられやすい心の有様を表現している歌詞のように感じます。

 

「素晴らしき日々の途中 こびりつく不安定な意味で」

「美しい声の針を静かに泪で濡らして」

同じような歌詞がもう一度繰り返されますが、ここで少し違うのは「美しい声の針」という部分ですね。

一つ前の歌詞は傷つけてくるいろんな声を「針」という言葉で表現しています。しかし、今回は「美しい」という言葉がついています。「全ての声の針」に傷つけられてしまった僕の心は、たとえその中に「美しい声」があったとしても「針」のようにしか感じることのできないんだよ、といった心の有様を表現しているような気がします。そんな「美しい声の針」も今は「静かに泪で濡らす」ことしかできない思いが込められていますね。痛みや傷が「こびりつく不安定な」心では「美しい声」すら「針」のようにしか感じることのできない痛切な意味が込められているように思います。

 

「意味のない僕らの救えないほどの傷から」
「泪のあとから 悪いことばで震える」

そんな誰のためにもならない、何の役にも立たない、「意味のない」「救えない」ほどの「傷」に僕はいつも「泪」を流すしかなかった。そして「泪」を流し、より傷や痛みに敏感になってしまった心は普段は受け流せるような言葉も「悪いことば」のように聞こえてさらに心が「震える」、そんな意味がこの歌詞には込められてるように思えます。

 

「黒くて静かななにげない会話に刺されて今は」
「痛いよ あなたが針に見えてしまって」

そういう「傷」はいつもありふれた雑談や冗談のようなものからもたらされてしまうんですよね。それを「黒くて静かな会話に刺されて」という歌詞で表現しているように感じられます。そして、そんな「会話に刺されて」ずたずたになってしまった自分は、もう「声」や「会話」だけではなくて「あなた」自身に会うだけで傷つけられてしまう、「あなた」自身が「針」のように感じてしまう、そんな意味が込められていそうです。「痛いよ」という口語的な表現がその痛みに耐えられない辛さを効果的に表していますよね。

 

「冬 雪 ぬれて 溶ける」

最後の4節目からガラッと歌詞の雰囲気が変わりますよね。ここから少しだけ希望の光が見えてきます。

その希望の光の前兆や入り口を「冬 雪 ぬれて 溶ける」のたった4語でまとめていますよね。

「冬」の「雪」が「濡れて」「溶ける」というのは、「不安定でこびりついた」「声の針」が体や心から取れてきたことの表れ、つまり不安や悩みや苦痛が解けてきたことの比喩ですよね。雪が溶けて新しい季節の到来を予期させることと自分の中の悩みや不安や苦痛が溶けてあたらしい前向きな感情がもたらされる予感が見事に掛けられています。

 

「君と夜と春」
「走る君の汗が夏へ 急ぎ出す」

「冬」が終わって「春」が到来し、「君の汗」が「夏」の到来を予感させる、自分の心が勢いよく変化していることをうまく表現していますね。そしてその変化は前向きな感情をもたらしてくれるという期待感や薄明の希望が込められている、そんな意味に解釈できそうです。そしてその変化が起きたキッカケはまさに「君」だよ、という影に隠れた熱いけれども控えめなメッセージが伝わります。めまぐるしく変化する心が「君の汗」と共に「夏へ」「急ぎ出す」、そんな意味が込められていますね。

 

歌詞の意味をあくまで個人的に解釈してみました。

心の変化が、季節の変化とともに移り変わる様子が描かれているいい歌詞でしたね。

そしてこの歌詞のタイトルが「五月雨」なのは、沈み込んだ閉鎖的な心から前向きでオープンな心へ移り変わる転機がまさに五月雨というものだったのではないかと、つまり五月雨を通り越して心のあり方が変化したということを表しているのではないかと、僕は思いました。

まとめ

以上

今回は崎山蒼志さんの”samidare~五月雨~”の歌詞の意味の解釈を個人的にしてみました。

いろんな解釈の余地がある深い歌詞ですね。

これからも崎山蒼志さんを応援しましょう!

 

ちなみに崎山蒼志さんのヘブンの歌詞の解釈は別の記事で書いています。

興味がありましたら読んでください。

崎山蒼志”heaven ヘブン”の歌詞の意味を解釈してみた!

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